the cabsについて
the cabsはもういない、きっと戻ってもこない。
でも大好きだった。
彼らの作る音楽が、大好きだった。
でも正直、ライブは苦手だったんだよな。
ボーカルへたっぴだったし、ギターとドラムが鬼気迫りすぎてて怖かった。
だからもっと、上手になって、鋭すぎる棘が無くなって、優しくなっていく彼らを見たかったんだよ。
もっとたくさんの人に自信満々で勧められて、たくさんの人に聴いてもらえて、たくさんの人に愛されるバンドになっていって欲しかったんだよ。
すごく、えらそうだけれど。
曲が、とんでもなく良いのよ。
そしてそれを作っていたのは、國光さん。
他の2人も重要だけど、今はもうそれぞれ別のバンドに行ってしまったし、やっぱりcabsの根幹は國光さんだったのだと思う。
國光さんがソロで復活したのはすごくすごく嬉しい。
純粋に彼から新しく生まれた音楽がとても楽しみだし、音源も買うつもり。
石田スイさん、ハイスイの愛さん、スタッフの皆さん、本当にありがとうありがとう。
でもね、私にとって1番大事だったのは、やっぱりあの3人が揃ってthe cabsというバンドをやっていたことなんだ。
だから私はこれからも、あの時間の中で生まれてきた音楽たちを愛し続けるよ。