フルーツ
少し前にオストライヒとPeopleとハイスイの新譜が一気に出た。
全部一通り聴いた。
聴く前はオストライヒで一番泣きそうになって、ハイスイを一番楽しんで、Peopleでまぁやっぱり好きかな〜ってなるかなって思ってた。
どれもとても良かった。
でも結局、Peopleにぐぁっと持って行かれてPeopleばっかり聴いてしまっている。
そんなもんよね。
何が良いんだろうか、うまく言語化できないんだけれど、たぶんそれははたのさんの狙い通りというか、そういう感想を一番喜ぶんじゃなかろうかと想像する。
まだ分解して飲み込めてないというのもあるけど、この音源はもっともっと染み込むまで聴き込まなきゃいけないような気がしている。
別に強制されている気分ではまったくないのだけど、なんとなくそれが自分にとって必要なことのような感じがする。
唯一挙げるとしたら、言葉と音楽がお互いを呼び合ってる感じがとても良い。
歌詞はあくまでも歌詞で、独立した詩ではないんだよな(そういう風に見ることもできるけど、それは一義的なものであって)、音に乗せるから温度を持つんだよなって。
反対に音楽も、歌詞が呼んで生まれてるような気配がある。特に言葉の生むリズム。こんなに心地よいのは、やっぱりその相乗効果なんだろうな。
ああ、素敵。